エボラ騒動について思う。
Yahoo!ニュース - エボラ騒動いまだ課題山積 防疫態勢の盲点、騒動で浮き彫りに (夕刊フジ)
この報道に対して、60代男性の取った行動に「日本に来るな!」「普通現地で診察受けるだろ!」「テロリストか!」「公共の悪だな!」とか批判が集まっていますが、もし、自分が60代男性と同じ立場だったらどういう行動をしたのでしょうか。
多分、感情的には次の3通りが想像できるかな。
①「熱はあるけど、周りにエボラの人はいなかったし大丈夫だろう」
②「周りにエボラの人はいなかったが心配だなぁ」
③「エボラの可能性が高い、俺だけエボラに感染するなんて嫌だ、感染させてやれ!」
③は無いと信じます
また、②なら病院の指示に従うと思いますので、恐らく①かなと思います。
となれば、行動としては、社会生活においてエボラ発症不安の優先順位はかなり低くなるので、仕事の事、世間体の事を重視することになり、今回の60代男性の取った行動とあまり変わらない可能性が高いと思います。
ですので、私自身は60代男性のとった行動に対して意見はありません。むしろ記事に書かれているように、今のやり方では水際作戦は不可能だろうなと再確認した次第です。(じゃぁどうすれば良いかはわかりません・・・・・)
ところで、60代男性の行動を批判している人は、自分は、エボラ出血熱の流行地域である西アフリカ・リベリアに滞在する可能性が0に近いので好き勝手な事を言ってるような気がします。
最近、言われている「イメージ力の欠如」からきてるのかなぁとも思います。
この問題をもっと身近な例に置き換えると、例えが不適切かもしれませんが、風俗などに行っている人はHIVの検査をきちんと受けて感染を防いでますか?。インフルエンザと診断された場合、マスクをつけてますか? になる気がします。
もちろん、「私は不特定の他人に害を与える行動はしていない!」という人が殆どだと思いますが、人生なにがあるかわかりません。いつ伝染病の保菌者になるかもしれないのです、その場合をイメージして発言してたら、もう少し批判の意見は少ないのかなと思いました。